毎日新聞「今週の本棚」 2023.11.11

D.グレーバー、D.ウェングロウ『万物の黎明 人類史を根本からくつがえす』光文社 文字記録のない先史を人類史としてとらえ直す著作が出版界で快進撃を続けている。歴史学者Y.N.ハラリ『サピエンス全史』や進化心理学者S.ピン ...
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毎日新聞「今週の本棚」 2023.8.5

金井雄一『中央銀行はお金を創造できるか』名古屋大学出版会 黒田日銀の「異次元の金融緩和」は、見事なまでの空砲、空論に終わった。主唱者たちは「家計が消費に企業が投資にお金を使わないのはデフレのせい」と強弁、消費と投資を回復 ...
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毎日新聞「今週の本棚」 2023.5.6

廣末登『テキヤの掟』角川新書  三社祭が、コロナ禍を経て従前通り開催されている。焼きそばやりんご飴を売り捌く三寸屋台も賑わうだろう。ところが売り子の「テキヤ」はいま危機に瀕しているという。「フーテンの寅さん」でお馴染みの ...
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毎日新聞「今週の本棚」 2023.1.28

高木久史『戦国日本の生態系 庶民の生存戦略を復原する』講談社メチエ 「文献史学の方法論による構造的問題」が存在する。文字記録は客観性が高いが、現存する文字記録の範囲内で歴史を復元しようとすると、文字で記録された武将や寺社 ...
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