放送大学231ch「日本人にとってジャズとは何か」前後編
放送大学の番組編成委員として番組作成を依頼され、出演者および収録場所とのブッキング、脚本、出演、編集のすべてに関わり制作しました。
これでDVD書籍『森山威男 スイングの核心』、公演『中央線文化としてのフリージャズ』から続いてきた初期山下洋輔トリオをめぐる探求は大団円を迎えました。本望であります。
演奏映像はほぼこの番組でしか見られません。
今後231チャンネルでは10回以上再放送を予定しています。
次回は6月11日(土)21時より一挙放送。
*********放送大学(BS231ch)は、BSキャンパスex特集番組「日本人にとってジャズとは何か」にて、「山下洋輔トリオ」が出演する第1回/2回放送を4月10日、4月17日の二週にわたって放送する。
現役プレイヤーであるメンバー3人の貴重な演奏も予定
本放送では、1972年から75年にかけて約4年弱活動し、1974年6月のドイツ・メールスジャズ祭での1時間超のスタンディング・オベーションや、連日の公演で警察が出動する騒ぎとなるなど、海外で最大級の成功を収めたジャズバンド「第2期 山下洋輔トリオ」を特集する。
番組内では、海外文化の受容を研究する放送大学教授・松原隆一郎の呼びかけを受け、メンバーのピアニスト山下洋輔、ジャズドラマー森山威男 、サックス・クラリネットプレイヤー坂田明の3人が再会。山下の提案から創り出されたという、音楽の核心についてやその本質が語られる内容となっている。また、当時の演奏映像がほとんど残されていない中、今なお現役のプレイヤーとして活躍する3人の貴重な演奏映像も届けられるという。
〇第1回「山下洋輔トリオが創造した『日本型スイング感』の謎」
放送日:4月10日(日)20:15 – 、 5月1日(日)7:30 – (再)
出 演:松原 隆一郎(放送大学教授)
山下 洋輔(ピアニスト)
森山 威男(ジャズドラマー)
坂田 明(サックス・クラリネットプレイヤー)
永武 幹子(ジャズピアニスト)
〇第2回「初期山下洋輔トリオのフリージャズはいかに世界とシンクロしたか」
放送日:4月17日(日)20:15 – 、 5月8日(日)7:30 – (再)
出 演:松原 隆一郎(放送大学教授)
山下 洋輔(ピアニスト)
森山 威男(ジャズドラマー)
坂田 明(サックス・クラリネットプレイヤー)