共同通信2023.12.9

書評 ニコラス・ワプショット『サミュエルソンかフリードマンか』早川書房 「強烈な個性のスケッチ」  ともにユダヤ系、シカゴ大学で1932年に出会ったサミュエルソンとフリードマンは2009年と2006年にともに94歳で亡く ...
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『ちくま』2025.1

書評 村上しほり『神戸』ちくま新書 「翻弄と復興の行政史」  「神戸」は語り辛い町だ。住民の誰もが自分にとっての神戸を語るが、共有される事実がないと感じることは少なくない。  いったん定着した先入観は変わらない。それにつ ...
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毎日新聞「今週の本棚」 2024.11.9

稲葉陽二『ソーシャル・キャピタル新論』東大出版会  語られるテーマが「表立って表現されることのない苦しみ」。  冒頭、具体例が列挙される。「なぜ賃金は目減りするのに経営者報酬だけ上がるのか」。「なぜ現場の営業部長が自腹で ...
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毎日新聞「今週の本棚」 2024.9.21

脇田成『日本経済の故障箇所』日本経済評論社 今世紀に入ってからの日本経済は資本主義ではない。ここで言う「資本主義」とは、企業家が銀行から借り入れたり、株式を発行して他人資本を集め、不確実性である世界に挑む経済制度、という ...
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