毎日新聞「今週の本棚」 2024.2.24

吉川祐介『限界分譲地』朝日新書 バブル崩壊の直撃を受けた不動産は、その後どうなるのだろう。土地や家屋は価格が下がり、やがて底値で売却される。もしくは人口減と相まって無人の荒野に戻る、というのが一般的な想定だろう。 新幹線 ...
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毎日新聞「今週の本棚」 2023.12.23

①高木久史『戦国日本の生態系 庶民の生存戦略を復原する』講談社メチエ ②R.D.パットナム、J.R.ギャレット『上昇 アメリカは再び【団結】できるのか』創元社 ③D.グレーバー、D.ウェングロウ『万物の黎明 人類史を根本 ...
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毎日新聞「今週の本棚」 2023.11.11

D.グレーバー、D.ウェングロウ『万物の黎明 人類史を根本からくつがえす』光文社 文字記録のない先史を人類史としてとらえ直す著作が出版界で快進撃を続けている。歴史学者Y.N.ハラリ『サピエンス全史』や進化心理学者S.ピン ...
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毎日新聞「今週の本棚」 2023.8.5

金井雄一『中央銀行はお金を創造できるか』名古屋大学出版会 黒田日銀の「異次元の金融緩和」は、見事なまでの空砲、空論に終わった。主唱者たちは「家計が消費に企業が投資にお金を使わないのはデフレのせい」と強弁、消費と投資を回復 ...
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