大正・昭和のダバオ、神戸・東出町、鈴木商店、川崎造船所、満洲鉄道、戦時戦没船造船、阪神間モダニズム、高度成長期の製鉄業について、祖父・頼介の足跡を追いながら描きました。

版元は神戸で単独で創業した苦楽堂。流通形態も独特です(transview)。
苦楽堂からのお願い。「本屋に苦楽堂の本がない」→ぜひ書店さんでご注文を! その際「苦楽堂に電話せよ Tel:078-392-2535」とお伝えください。【書店様へ】小社宛ご連絡戴き次第出庫します(お急ぎご注文には郵振同封で御店宛直納も承ります)。小社は全書店さんの客注をお受けしています。

無名の起業家が生きた時代を追体験していただければ幸いです。

識者からコメントをいただきました。ありがとうございます!

映画監督・村西とおる氏 

作家・夢枕獏氏

 経済学者の松原隆一郎さんから『頼介伝』をいただいた。松原さんの祖父松原頼介氏のことは、以前から時おり、著者自身から聞かされていた。何度も起業しては失敗。そして立ちあがる。現代では想像できぬくらいの、波乱万丈の生涯をおくった人物である。その…

Baku Yumemakura 夢枕獏さんの投稿 2018年6月22日金曜日

漫才師・作家・メルマガ主宰・水道橋博士氏

劇評家・東京藝大教授・長谷部浩氏
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中日新聞 2018年6月27日

(新聞)
(1)『読売新聞』9月17日11面、『頼介伝』著者・松原隆一郎さんインタビュー。南洋、満洲、成金御殿、戦没船…学校で教えてくれない日本近現代史ノンフィクション。《就職や結婚も、すべての人が半ば賭けでやっていること。祖父が何に直感を働かせて動いていたのかを理解するのは、すごく面白かった》

(2)『毎日新聞』10月26日夕刊、鈴木琢磨記者、インタビュー「人生は夕方からが楽しくなる」

(3)『日本経済新聞』12月1日朝刊、コラム「春秋」
『頼介伝』紹介、私へのインタビューの後、「・・・両親や祖父母の人生を知ることは、自分自身を受け入れることでもあろう。特に定年退職で時間と好奇心をもてあました方には、取り組みやすい研究テーマかも知れない。手本とするのに格好の本が出版されたと感じる」。

(4)『東京新聞』「私の3点」平松洋子氏

(書評)
加藤正文『神戸新聞』7月29日

平松洋子『文藝春秋』10月号 p.374-375, 『頼介伝』《祖父の足跡をたどる展開には、ミステリーを思わせる緊張感がある》

丸山純・評『頼介伝』『望星』2018.9。《本書が描くのは、一人の経営者の人生よりもダバオ、満鉄、日中・太平洋戦争下の造船、高度成長期の製鉄業といった「祖父が生きた時代そのもの」だった》

(トークイベント)
(1)松原隆一郎+古川日出男トークイベント 「title」荻窪 2018.7.26
「家族の物語」を書くとき、何が起きるか、『頼介伝』出版記念


*2015年、『頼介伝』『平家物語』の舞台・神戸の下町。お好み焼き屋「ひかり」にて (撮影・藤井泰宏)

お相手は東北の一族・狗塚家の物語『聖家族』を描いた古川日出男さん。「家族」と「歴史」を描くとき、書き手には何が起きるのか。ここでしか聴けない「ノンフィクションと小説の異種格闘技戦。

(2)神戸三宮・シアター・エートー2018.8.5「『頼介伝』で楽しむ神戸の150年」
松原隆一郎/青山大介/加藤正文/村上しほり  主催 苦楽堂

(3)出演・ラジオ関西「三上公也の情報アサイチ!」2018.8.6「『頼介伝』をめぐって」

(4)「頼介伝」特別トークショー in 東京 灘高校同窓会 11月21日水曜日18:30~21:00
Bell’s Bar  東京都千代田区平河町1-4-12 

(出版後に)
出版されたばかりの『頼介伝』を携えて山口・湯田温泉の藤井よし子さん宅を訪ねたところ、『近代防長人物誌』なる本を差し出された。その一項が頼介に当てられ、そこには戦中期に「松原海運株式会社」を設立した記されていた。戦中には、造った船を用いて海運に乗り出し、さらに起業もしていたのです。この会社が戦後に名を変えて「太陽製鉄」「大和神鉄」となります。