ランダル・レイ『MMT 現代貨幣理論入門』東洋経済

経済学関係では話題沸騰のMMT(Modern Money Theory)。その概要を入門的にまとめた2012年初版の改訂版。

MMTは「財政は赤字が常態であって均衡を目標にする必要はない、失業が蔓延しているならどんどん財政支出すべき」と唱える。税収を財政支出の上限とすべしという考えは捨てよ、と主張。

感想を尋ねられた黒田東彦日銀総裁は「必ず高インフレをもたらす」とこき下ろすが、目標インフレ率を達成できない歴はいったい何年になるのか。