毎日新聞「今週の本棚」 2020.3.8
ハスケル、ウェストレイク『無形資産が経済を支配する』東洋経済 経団連のような既存の経済団体が設定してきた就職のイメージは、いよいよ主流ではなくなっている。 その背景には、長期の流れとして、企業の投資が機械のような有形資産 ...
毎日新聞「今週の本棚」 2020.1.26
佐藤郁哉『大学改革の迷走』ちくま新書 ここ30年にわたる文部・文科省の「大学改革」政策を精査し、それがいかに「残念な」ものであったかを展望。 著者はフィールドワークの専門家で、暴走族や演劇の研究で知られる。今回は文科官僚 ...
毎日新聞「今週の本棚」 2019.12.1
山田雅彦『売り渡される食の安全』角川新書 安倍政権は、農水省や消費者庁に意を汲んだ人材を配備し、試験場が育んできた種子にかんする知見を民間に明け渡し、自家採種を原則禁止とし、ラウンドアップ訴訟につき周知することなく成分の ...
毎日新聞「今週の本棚」 2019.10.13
ランダル・レイ『MMT 現代貨幣理論入門』東洋経済 経済学関係では話題沸騰のMMT(Modern Money Theory)。その概要を入門的にまとめた2012年初版の改訂版。 MMTは「財政は赤字が常態であって均衡を目 ...
毎日新聞「今週の本棚」 2019.8.25
小倉ヒラク『日本発酵紀行』D&DEPARTMENT PROJECT 地域に土着した「発酵食品」を四十七都道府県それぞれに求め、訪ね歩いた旅の記録。 著者は自称「見えない発酵菌たちのはたらきを、デザインを通して見 ...
毎日新聞「今週の本棚」 2019.7.28
堀部安嗣『住まいの基本を考える』新潮社 住宅設計ではいまもっとも人気の建築家、堀部安嗣。 和と洋、古さと新しさが共存する作風に、住み手が身体全体で感じる「住みやすさ」の追求が加わった。 空気を密閉してエアコンで温度調節す ...
毎日新聞「今週の本棚」2018.6.23
湯澤規子『7袋のポテトチップス』晶文社 日本の食の二百年史を描く。前著『胃袋の近代』では明治から大正末頃までの食を通覧したが、本書はその続編、いわば『胃袋の現代』。本書でも日常の事ごとに焦点を当てる姿勢は一貫している。 ...
毎日新聞「今週の本棚」2019.4.28
間村俊一『彼方の本』筑摩書房 この稀代の装丁家は、徹底して反時代的だ。製作の道具は鋏、糊、カッター、定規、鉛筆、それと自分の手のみ。活字は紙に刻印され、ザラザラとした手触りが伴う。 タイトル「彼方の本」はボルヘスが夢想し ...
毎日新聞「今週の本棚」 2019.5.12
片野 歩・阪口功『日本の水産資源管理』慶応大学出版会、毎日新聞「今週の本棚」2018.5.12。 戦前の日本が「テロリスト」とされたのは軍事だけではない。日本の漁船は世界各地で漁業資源を漁り絶滅の危機に陥らせた。 現在の ...
毎日新聞「今週の本棚」 2019.3.31
佐藤俊樹著『社会科学と因果分析』岩波書店、毎日新聞「今週の本棚」2019.3.31。 「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」にかんし少なくとも1906年頃から以降のウェーバーが念頭においたのは、確率的因果推論を用 ...