対談 藪耕太郎×松原隆一郎 『ゴング格闘技』2025.11(No.340)
1921年3月、講道館の嘉納治五郎の制止を振り切る形で柔道家と米国の強豪プロレスラーが靖国神社境内にて相まみえました。試合後に嘉納が門下生に処分を科して幕引きとなった一連の出来事は、「サンテル事件」と呼ばれます。 20世 ...
毎日新聞「今週の本棚」 2025.12.20
「今年の3点」 私が選んだのは ① 河野隆太郎『日本経済の死角』中公新書 ② 大西康之『修羅場の王』ダイヤモンド社 ③ 渡辺利夫『大いなるナショナリスト 福澤諭吉』藤原書店。...
放送大学の授業(2025新規開講)
2025年度は新規に2講義を開講しました。 1.オンライン科目『社会科学で綴る伝記』。 無名の人物につき国会図書館や法務局等でデータを調べ、50枚の「伝記」を書いてみよう。2025年度前期は80人以上がレポートを提出しま ...
第79回毎日出版文化賞
人文・社会部門 松隈洋『未完の建築 前川國男論・戦後編』みすず書房 松原隆一郎講評 前川國男(1905-86)は戦前にモダニズム建築を修得し、戦後には上野の東京文化会館や熊本県立美術館等の作品を多数残した大建築家である。 ...
毎日新聞「今週の本棚」 2025.11.22
大西康之『修羅場の王』ダイヤモンド社 書名の「修羅場」とは会社の倒産現場。 「王」とは破産が裁判所に申請された際、任命を受けて財産の管理処分を差配する「破産管財人」のこと。会社更生法の「更生管財人」であれば、会社の再生 ...
毎日新聞「今週の本棚」 2025.11.8
野村進『日本領サイパン島の一万日』(中公文庫) 南洋のサイパン島は八王子市ほどの広さ。第一次世界大戦後に日本の委任統治領、太平洋戦争では日米の激戦地となって、五万七千(うち民間人一万数千)が死亡した。著者は1987年、 ...
毎日新聞「今週の本棚」 2025.10.4
エリカ・トンプソン『数理モデルはなぜ現実世界を語れないのか』白揚社 誰もがその利益から排除されない「公共財」の例として、経済学のテキストでは多く国防や灯台が挙げられるが、近年では金融危機や気候変動、パンデミックに対する ...
毎日新聞「今週の本棚」 2025.8.9
井上弘貴『アメリカの新右翼』新潮選書 7月の参院選では非自民で「保守」を訴える政党が躍進した。ながらく非差別やグローバリズムが目指すべき理念とされてきたが、本音が噴き出したとも言える。では欧米ではどうなのか。 第二次トラ ...
毎日新聞「今週の本棚」 2025.5.3
渡辺利夫『大いなるナショナリスト 福澤諭吉』藤原書店 福澤は明治日本で国民の権利と自由を守る「近代国民国家」の建設に道筋を与えた、というのが政治思想周辺の通説である。それに対し本書は原文と平易な現代語訳を多数引用、福澤自 ...
毎日新聞「今週の本棚」 2025.6.21
森山高至『ファスト化する日本建築』扶桑社新書 中島岳志・堀部安嗣『建築と利他』ミシマ社 環境に即して長持ちさせるために時の経過や循環を用いる伝統が、長く続く不況のただ中にあって短期的に利益を上げる目的から日本建築のあらゆ ...