毎日新聞「今週の本棚」 2024.11.9

稲葉陽二『ソーシャル・キャピタル新論』東大出版会  語られるテーマが「表立って表現されることのない苦しみ」。  冒頭、具体例が列挙される。「なぜ賃金は目減りするのに経営者報酬だけ上がるのか」。「なぜ現場の営業部長が自腹で ...
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毎日新聞「今週の本棚」 2024.9.21

脇田成『日本経済の故障箇所』日本経済評論社 今世紀に入ってからの日本経済は資本主義ではない。ここで言う「資本主義」とは、企業家が銀行から借り入れたり、株式を発行して他人資本を集め、不確実性である世界に挑む経済制度、という ...
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毎日新聞「今週の本棚」 2024.2.24

吉川祐介『限界分譲地』朝日新書 バブル崩壊の直撃を受けた不動産は、その後どうなるのだろう。土地や家屋は価格が下がり、やがて底値で売却される。もしくは人口減と相まって無人の荒野に戻る、というのが一般的な想定だろう。 新幹線 ...
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毎日新聞「今週の本棚」 2023.12.23

①高木久史『戦国日本の生態系 庶民の生存戦略を復原する』講談社メチエ ②R.D.パットナム、J.R.ギャレット『上昇 アメリカは再び【団結】できるのか』創元社 ③D.グレーバー、D.ウェングロウ『万物の黎明 人類史を根本 ...
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