私は一昨年に『頼介伝 無名の企業家が生きた もうひとつの近現代史』(苦楽堂)を出版しました。私の祖父の伝記で、苦楽堂は神戸の一人出版社です。

このところAmazonで欠配になることが多く、販売法としてはお近くの本屋から苦楽堂(078-392-2535)に電話をいただければ2~3日で届くのですが、なかなかこの方法(トランスビュー方式)が浸透しません。Amazonは出版社で専業の担当がいないと取扱いが困難なので、一人出版社はどこも対応に苦心しているようです。

それで私は、私から直接に郵送で販売することにしました。メール(GFB01355@nifty.com)で購入希望と住所をお知らせいただければ、折り返し振込先をお送りし、振込完了を確認し次第、郵送費は当方負担で発送いたします。

ご関心がありましたら、よろしくお願いいたします。

書評は以下の通り。

平松洋子『文藝春秋』2018年10月号 p.374-375, 『頼介伝』《祖父の足跡をたどる展開には、ミステリーを思わせる緊張感がある》
丸山純・評『頼介伝』『望星』2018.9。《本書が描くのは、一人の経営者の人生よりもダバオ、満鉄、日中・太平洋戦争下の造船、高度成長期の製鉄業といった「祖父が生きた時代そのもの」だった》
『東京新聞』「私の3点」平松洋子氏
『日本経済新聞』2018年12月1日朝刊、コラム「春秋」
『頼介伝』紹介、私へのインタビューの後、「・・・両親や祖父母の人生を知ることは、自分自身を受け入れることでもあろう。特に定年退職で時間と好奇心をもてあました方には、取り組みやすい研究テーマかも知れない。手本とするのに格好の本が出版されたと感じる」。
神戸市長・久元喜造ブログhttp://hisamoto-kizo.com/blog/?p=9035 《出版元の苦楽堂からいただき、今年の盆休みに紐解いたのですが、あまりに面白く、一気に読み終えました。そこには、大正末期から戦後の神戸が、今でいう起業家、松原頼介の生きざまを通して生き生きと描かれていました。・・「終章 神戸についての省察」は、祖父の実像を探し求める旅から獲得された、奥行きの深い神戸論です。同じ年代の神戸人として、この街の苦闘に想いを馳せ、言い知れぬ感動を覚えました》
『読売新聞』2018年9月17日11面、『頼介伝』著者・松原隆一郎さんインタビュー。南洋、満洲、成金御殿、戦没船…学校で教えてくれない日本近現代史ノンフィクション。《就職や結婚も、すべての人が半ば賭けでやっていること。祖父が何に直感を働かせて動いていたのかを理解するのは、すごく面白かった》

加藤正文『神戸新聞』2018年7月29日