毎日新聞「今週の本棚」 2023.3.18
ナヒド・アスランベイグイ、ガイ・オークス著、安達貴教訳『ジョーン・ロビンソンとケインズ』慶應義塾大学出版会 本書は一介の教員夫人であったJ.ロビンソン(1903~1883)が国際的な 名声を得てJ.M.ケインズ(1883 ...
毎日新聞「今週の本棚」 2023.1.28
高木久史『戦国日本の生態系 庶民の生存戦略を復原する』講談社メチエ 「文献史学の方法論による構造的問題」が存在する。文字記録は客観性が高いが、現存する文字記録の範囲内で歴史を復元しようとすると、文字で記録された武将や寺社 ...
毎日新聞「今週の本棚」 2022.12.17
① 中村琢巳『生き続ける民家 保存と再生の建築史』吉川弘文館 ② ホルヘ・アルマザン+Studiolab『東京の創造的アーバニズム』学芸出版社 ③ 吉川祐介『限界ニュータウン』太郎次郎社エディタス 住宅や都市に住むことの ...
毎日新聞「今週の本棚」 2022.11.26
ホルヘ・アルマザン+Studiolab『東京の創造的アーバニズム』学芸出版社 東京は「なぜ」「どのように」東京になったのか。「東京学」は戦後幾度も語られてきたが、居住エリアの比較をマドリッドと東京で実証研究したこともある ...
毎日新聞「今週の本棚」 2022.10.15
吉川祐介『限界ニュータウン』太郎次郎社エディタス 2017年、東京都江東区で隣家の生活音に囲まれる路地裏の古家に住んでいた現場労働の男性が、結婚を機に千葉県八街市内の分譲地に転居する。 人影もまばらな田舎町である。ここで ...
毎日新聞「今週の本棚」 2022.9.10
三浦展『住宅開発秘史』光文社新書 2021年2月、市井の郊外研究者である著者のもとに都市・建築に特化した古書店からカタログが届く。著者の目に止まったのが140枚ほどの「郊外住宅地の売り出しチラシ」。昭和30年代、神奈 ...
毎日新聞「今週の本棚」 2022.9.3
笹山敬輔『ドリフターズとその時代』文春新書 1985年9月の最終回まで16年間で計803回放映。視聴率は平均で27.3%、最高50.5%。美術費予算が1回800万という『全員集合』は地上波テレビの象徴だったにもかかわらず ...
毎日新聞「今週の本棚」 2022.7.16
フランシス・フクヤマ『「歴史の終わり」の後で』中央公論新社 エマニュエル・トッド『第三次世界大戦はもう始まっている』文春新書 安全保障は軍事力だけで構成されるわけではない。ウクライナとロシアをめぐり、政治経済体制はどう ...
毎日新聞「今週の本棚」 2022.5.28
中村琢巳『生き続ける民家 保存と再生の建築史』吉川弘文館 日本の住宅の寿命は約32年。世界に類を見ないほど短かく、イギリスでは約80年。アメリカにしても約67年で日本の倍近い。日本は震災国だとか欧米のように石造りじゃな ...
毎日新聞「今週の本棚」 2022.4.16
鈴木宣弘『協同組合と農業経済』東大出版会 変革が必要だとしても、それは政府に巣くう一部エコノミストが主張するタイプの「改革」ではないのではないか。そうした新自由主義路線こそが日本経済の足を引っ張っているのではないか――。 ...