神戸の生と死-ある企業家の生涯から-第10回
第10回 満州で稼ぐ
水道橋博士のメルマ旬報 vol.104-(2/3) 2016年12月10日号
私が生前の頼介から聞いていた松原商會は、東灘区魚崎の天井川沿いに工場があったはずだった。
ここでダイワボウの社史と出会う。そこには、頼介が三宮に松原商会事務所、現在の姫路市土山に帝国帆布工場、魚崎には加工場を持っていたと記載されていた。
謎の帝国帆布、三宮事務所の場所を追究、発見した。
帝国帆布・加工場で製造した防水加工幌を、頼介は満州鉄道に卸すビジネスにありついていた。