「井上康生はなぜ代表監督に推されないのか?
“全柔連vs学柔連騒動”に見る、柔道界の闇」

 

(お詫び)2012.10.25

吉村全柔連強化コーチを明大出身としたのは事実誤認でした。日大出身だとのことです。

誤認にかんし、お詫び申し上げます。

「学閥による権力の私物化」という文脈で論じていますが、「個人的なつながりによる権力の私物化」と言い換えることにいたします。

後半の全柔連vs学柔連の話題は、東海大が外されている歴史的な理由ですので、残ると思います。

ちなみに私は国立劇場の外部評価委員、区の劇場の評価委員長を仰せつかっていますが、委員会では結構厳しい批判が人事にかんしても加えられています。それらは国立(独立行政法人)・区立ですので多少色合いは違いますが、税金が投入される財団は一般に外部評価を受け、その結果は公表されます。

私は伝統芸能にかんしては素人ですが、会計の先生もおられ、私のような経済・社会科学の専門家も、財団の健全性評価のために入っております。

その視点からすると、全柔連のように幹部の交替や選考について外部評価を受けない財団というのは、健全ではないと思います。