第二回 「求道学舎再生」

求道学舎は1926(大正15)年に建てられた鉄筋コンクリート3階建ての学生寮。設計者は京都建築学科を創設した武田五一で、54歳の作。施主は浄土真宗の僧であり東大哲学科卒の近角常観。

居住者が常観や武田の精神を住民もかけがえないものとみなして改修費を負担し、また改変に合意した。求道学舎においては、それこそが「持続」の条件となった。