ポール・ロバーツ『食の終焉』ダイヤモンド社

怖い本だ。薄利多売、工場式生産でできている現代の「食のシステム」の未来を占う。すべてのラーメン屋が業務用スープになり、レストランはレトルトしか出さないような世界だ。

基本がアメリカの食システムだけに、極端な描写ではあるかもしれない。しかしチェーンの居酒屋、どこに行っても同じ味の店は日本をも制覇しつつある。