毎日新聞「今週の本棚」 2018.8.5

湯澤規子『胃袋の近代』名古屋大学出版会 これまで経済学や社会学・歴史学は「職」から近代化を論じた。しかし背後にある「食」に無理が生じると、進歩は止まる。 著者は小説やルボルタージュ、膨大な調査資料とみずからの調査を元に、 ...
つづきを読む »

毎日新聞「今週の本棚」 2018.4.15

モサド、ジョンソン『プラットフォーム革命』英治出版 無数の消費者と製造者を結びつけネットワークを構築する「プラットフォーム」こそが伝統的な企業組織や社会の仕組みを破壊し、再編しつつある。 現在進行形の革命についてのリアル ...
つづきを読む »

毎日新聞「今週の本棚」 2018.3.4

西部邁『保守の遺言』平凡社新書 「公式の遺書」という稀有な書である。 自裁の理由は前著『保守の真髄』(講談社現代新書)で明かされた。自分が「病院死」したときに迷惑をかけて構わないほどの契りを交わしたのは亡妻のみ。愛娘であ ...
つづきを読む »

毎日新聞「今週の本棚」 2017.5.12

大井浩一『批評の熱度 体験的吉本隆明論』勁草書房。 お宅に頻繁にお邪魔した学芸記者が、人となりと絡め全業績を解題。 『共同幻想論』は「個人幻想」「共同幻想」に恋愛や家族をめぐる「対幻想」を対置したことで包括性を持ったとす ...
つづきを読む »

毎日新聞「今週の本棚」 2017.6.18

加藤耕一『時がつくる建築』東京大学出版会 副題はリノベーションの西洋建築史。 東大出版会の本は博士論文みたいなのが多いが、これは学術的ではあっても企画もののように読みやすく、かつリノベーションの意味を説き明かしてくれる。...
つづきを読む »

毎日新聞「今週の本棚」 2017.7.23

桜井英治著『交換・権力・文化』みすず書房 我々は冠婚葬祭で祝儀や香典を受け渡しするが、カネの贈与は世界史的にも稀な現象だという。 そして贈与が経済の中心をなしたのが室町時代だった。 室町の贈与は極力「カネとの交換」に見え ...
つづきを読む »