毎日新聞「今週の本棚」 2017.7.23
桜井英治著『交換・権力・文化』みすず書房 我々は冠婚葬祭で祝儀や香典を受け渡しするが、カネの贈与は世界史的にも稀な現象だという。 そして贈与が経済の中心をなしたのが室町時代だった。 室町の贈与は極力「カネとの交換」に見え ...
毎日新聞「今週の本棚」 2017.5.7
脱工業化都市研究会『トリノの奇跡』藤原書店 「トリノの奇跡」といえば聖骸布を思い浮かべそうだが、イタリアの廃れた企業城下町が自然や文化を軸に大胆にリノベーションして活気を取り戻したという話。論文集だが、心洗われるものがあ ...
毎日新聞「今週の本棚」 2017.3.19
中野剛志『富国と強兵』東洋経済新報社。 主流派経済学や新自由主義が金科玉条とする経済グローバリズムこそが誤りだったとして、壮大な「地政経済学」を提唱する。 国際経済学者ダニ・ロドリックが指摘する「トリレンマ」とイングラン ...
毎日新聞「今週の本棚」 2017.2.19
大森敏範『押忍とは何か』三五館 「押忍」は空手の五輪採用で、世界に拡がっている。 もともとはフルコンタクト系カラテの世界進出で隆盛を誇ったが、現在ではK1やMMA、柔術の道場でも使われているという。 この言葉の起源はどこ ...
毎日新聞「今週の本棚」 2017.1.22
松隈洋『建築の前夜 前川國男論』みすず書房。 日本独自の近代建築を追求した前川の戦前の苦闘をたどる。佐野利器との対立、戦時体制協力の存否が読みどころだ。佐野は耐震工学の専門家だが、日本的様式の表面的な普及に熱心だったは知 ...
「2016この三冊」毎日新聞12月18日
今年はこの3点。...
解説・中島義道『醜い日本の私』
KADAKAWA文庫刊 電柱で醜い日本を、私のように社会科学的に分析したり法案制定に期待したりするのでなく、直接的抗議行動に出る哲学者の主張とは...
解説・ニコラス・ワプショット『ケインズかハイエクか』
資本主義を動かした世紀の対決 (新潮文庫―Science & History Collection) 2016/7/28 ゴシップ満載の書...
毎日新聞「今週の本棚」 2016.11.6
選考を終えて 松原隆一郎 第15回の今回をもって、毎日出版文化賞書評賞は終幕を迎える。新刊書を値踏みする書評をさらに評価するというこのユニークな試みは、書評者に「書評とは何か」を問いかける役割を常に果たしてき ...
毎日新聞「今週の本棚」 2016.9.11
浅草キッド『キッドのもと』ちくま文庫...
