『風化する光と影 メディアから消えつつある震災の中間報告』マイウェイ出版

震災報道から「見たくないもの」が減ったいま、「被災地モノは売れない」と知りながらもしぶとく被災地に足を運ぶフリーランス記者たちの報告集。釜石でも、多くが生き延びた東中の「奇跡」と津波避難所に指定されていない防災センターで六三人が亡くなった「悲劇」は隣合わせだ。「光と影」を丹念に追う。

空道ビジネスマンクラスの太田胤信さんがフリーランス記者と出版された本。儲けにもならないだろうに、存在証明のようにしてこうした出版がなされているのは本当に嬉しい。太田さんに毎日でお世話になっている古書エッセイストの荻原魚雷さんが連絡してくれたようで、太田さんから電話をいただく。これも嬉しい。