対談 藪耕太郎×松原隆一郎 『ゴング格闘技』2025.11(No.340)
1921年3月、講道館の嘉納治五郎の制止を振り切る形で柔道家と米国の強豪プロレスラーが靖国神社境内にて相まみえました。試合後に嘉納が門下生に処分を科して幕引きとなった一連の出来事は、「サンテル事件」と呼ばれます。
20世紀初頭に米国で人気を博した異種格闘技ですが、それがなぜ「サンテル事件」に至ったのでしょうか。
現在のMMA(総合格闘技)に到達する原点ともなった、この歴史的一戦の意義を、『アメリカのプロレスラーはなぜ講道館柔道に戦いを挑んだのか』著者の藪耕太郎さんと、武道・格闘技に関する著作も多い社会経済学者の松原隆一郎さんが、問い直します。
プロとは、興行とは、真剣勝負とは何か――。「サンテル事件」を切り口に思うところを縦横無尽に語り合いました。
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