第四回 時が場所をつくる条件(一)

日本で確実なものとして評価されるのは、立地も含む土地や、融資の条件とされる借り手の「収入」および「勤務先」である。時を経た住宅が、改修されたとしても所有者に利益をもたらすことは珍しい。これが、日本の住宅の(国土交通省の発表によれば)寿命が25年と世界に類を見ないほど短くなった主因であろう。イギリスでは住宅の寿命は75年というから、3分の1である。

日本の住宅寿命が短い理由を探る。